まだ下落トレンドは続いている
今日は最初からビットコインのチャートを出します。
昨日このブログで書いたとおり、以前の下値支持線に跳ね返されてしまい、まだ下落トレンドが継続している状態です。
外部環境は良くなってきていると思われるので、あとはコインチェックの取引再開が決まれば、上昇トレンドに一気に転換してもおかしくない局面なのですが、さて。
一番良いと思った外部環境の好転とは
インドは結局大きな問題にはなりそうにありませんし、テザー問題はちょっと落ち着いています。
そして私が思う最も良いニュースは、「韓国のビットコイン価格がプレミアでなくなり他の主要通貨と同じになった」ことです。
ご存じの方も多いと思いますが、韓国のビットコインは、ドルや日本円と比べるとこれまでずっと2割程高い値段になっていました。
自国通貨がハイパーインフレを起こしているアフリカとか南米の国ならともかく別に自国通貨にそれほど危機もないのにこのようなプレミア価格が付いていたのです。
だから日本でビットコインを買って、韓国の取引所で売却し、韓国ウォンで引き出すことが出来れば、それをまた日本円に両替すると大もうけだったのです。アービトラージですね。
アービトラージはマーケットがまたまだ小さい仮想通貨の世界においてはまだまだ使える投資手法ではありますが、いくら長くてもせいぜい数時間程度であり、アービトラージで稼ぐには板に貼り付く必要がありますが、韓国のビットコインはもう何ヶ月も高かったのです。
理由は、中国マネーの流入とみて間違いないと思いますが、ご存じの通り、その後の利ざやで韓国マネーが中国に流れていくことを強く懸念した韓国政府が規制に乗り出していました。
このように主要な国でありながら、異常な価格の乖離があれば、収束する方向に動くのは当たり前で、ビットコインには売り圧力がずっとあったことになります。
それがようやく解消されました。韓国は色々な意味で変な国ですが、ビットコイン価格はようやく正常を取り戻してくれましたので、この売り圧力からは解放されたことになります。
なんだかんだ言ってもビットコインが上下すると仮想通貨全体がそれにつられて動くので、ビットコインはもう少し強くいて欲しいところです。
今後の展開予想
テクニカル的には、下落は幅も期間も十分という感じまで下げてきているので、80万円台を底にしての反転もしくは持ち合いへの移行はかなり期待出来ると思っています。
日本ではあとはコインチェックの復活が待たれますね。
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