コインチェックがビットコインゴールドの付与を発表

昨日のことですが、国内仮想通貨取引所の大手であるコインチェックがビットコインゴールドを付与する事を国内でいち早く表明しています(その記事リンク)。

ビットコイン取引高日本一の仮想通貨取引所 coincheck bitcoin

一番槍というところは高く評価できますね。他の取引所も追従する動きが期待されます。

ただ今回の付与方法は変な感じがあります。これについて解説します。

コインチェックの付与条件

今回のコインチェックの付与方法はざっくり書くとこんな感じです。

・(貸し出し中を含む)ビットコイン現物とロングポジション保有者にビットコインゴールドを付与する。ただしある係数を掛けた数量とする。

・ショートポジションに対してはマイナスの付与はしない。

この2点です。

8月のビットコインキャッシュの付与の時、コインチェックはショートポジションを取っている人に対してはマイナスの付与をしてその分の返済が必要となっていました。

これに対して一部のユーザーから反発を受けていました。

私に言わせれば、あのタイミングで良く調べもせずにショートポジションを取る能天気さにあきれますが。

その対応策なのか、今回はショートポジションに対してマイナス付与はしないようです。

変な対応はここからです。

そうならば本来はロングポジションにも付与するべきではないのですが、ロングポジションには付与するようです。

そしてそのための調整として付与係数を算出して、1ビットコイン当たりに付与されるビットコインゴールドを抑える事をしています。

この付与係数は、コインチェック全体で信用取引をしている割合が高ければ高いほど、ビットコインを借りてトレードしている割合が高ければ高いほど下がっていく事になります。

う~ん、変な対応ですね。

コインチェックユーザーが取るべき対応方法

このような対応に対してコインチェックユーザーはどのような行動をすれば良いのでしょうか。様々なケースに応じて書いてみたいと思います。

1.現物オンリーで持っている人

付与係数は最大が1です。実際には1未満になる事は間違いありません。どれだけ低くなるかは前述の通り信用トレードしている人の割合によりますので予想不可能です。

この場合明らかに損なので、HitBTCなどビットコインと同量のビットコインゴールドを付与すると表明しているところに一時的にでもビットコインを移すべきです。

2.信用トレードをしており、ビットコインゴールドがたくさん欲しい人

仮に付与係数が0.9とすれば1BTCなら0.9BTGもらえますが、レバレッジを掛けて例えば3btc分をロングしていれば、3×0.9=2.7BTGもらえます。

ビットコインゴールドがたくさん欲しい人はコインチェックの対応は神対応と言えます。

但し付与が決まったのちにビットコインが暴落するリスクがあるので、この点は細心の注意が必要です。ハイリスク・ハイリターンと言えるでしょう。

3.ビットコインゴールドに興味なし、トレードで儲けたい人

今回コインチェックではショートポジションにビットコインゴールドのマイナス付与はしないと明言しているので、安心してショートポジションを取ることが出来ます。

そして先ほど書いた様に25日を過ぎるとビットコインは下落する可能性が極めて高いので、ショートポジションは儲かりそうです。

24日の高い場面でショートポジションを取っていれば、ビットコインゴールドはもらえませんが、儲ける可能性は高い様に思います(自己責任ですけどね)。8月と異なるのは何と言ってもこの後にSegwit2×のハードフォークが控えているという点です。

よって今回のコインチェックの対応はビットコインの価格を切り下げる作用のある対応と言えると思います。

取引所としては通貨の価格が上がれば上がるほど儲ける事ができるはずなのに、逆行しているという点で変な対応と思うわけです。

ではどうするのが良かったか?

簡単です、ビットコインの現物にのみ付与すればそれで良かったのです。

ビットコインゴールドを株式で言うところの優待品と同じ扱いにすれば良かったのに、と思うのです。

ご存じの方も多いと思いますが、株式では配当金と優待品の2種類があるのですが、権利確定日に株式を保有しているとしても優待品が貰えるのは現物株を所有している人だけで、信用買いの人には配当金しかもらえません。

そして信用売りの人には配当金の返済義務があります。

例えばあるハム会社の株を買ったとして権利日に5000円の配当金と3000円相当の優待品のハムが貰えたとしましょう。

信用売りしている人に「マイナスのポジションだから5000円返してね」と言えても「ハムを納めてね」とは現実的には言えないでしょう。
だから優待品には現物株の所有者にしか付与されません。

ショートポジションにビットコインゴールドをマイナス付与(返済義務)しないのであれば、ロングポジションにも付与しない。これが当たり前だと思うんですけどね。

仮想通貨による資産運用をするためには、コインチェックのような国内取引所を銀行口座と海外取引所のハブとして持っておく必要があり、コインチェックは100万円の盗難補償があるので、おススメする取引所であることには変わりませんが、今回の対応は「う~ん?」と首をかしげざるを得ない対応でした。

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