早くも反発基調
本題の前に2017年12月23日20:53現在のコインチェックの状況です。
ビットコインは一時130万円まで下落して、その後190万円を超える辺りまで急速に反発するという荒い値動きをしました。
その後下落、上昇を繰り返しながら、持ち合いの様相を呈して170万円台で落ち着こうという動きです。
その後どちらにブレイクするかは分かりませんが、下落にも注意が必要な局面ではあると思います。
一方のアルトコインは、ビットコイン暴落につられて大幅下落となっていましたが、こちらも落ち着き反発の動きとなっています。
これらのアルトコインの最高益更新はちょっと先になりかもしれませんね。トレンドは崩れているので、すべてを仮想通貨に替えるのではなく一部を日本円ならUSDTに避難する事も一案かと思います。
気絶投資法をしている友人から
さて今日の本題です。
2日前のことですが、以前に仮想通貨投資をおススメした友人からメッセージが届きました。こんな内容です。
「購入後ずっと気絶しているけど、どんどん上がっていくので迷いが生じてます」
この方には7月に一緒に飲んだ時に仮想通貨をおススメし、気絶投資法も併せて推奨しました。
それをすぐに実践して仮想通貨を購入した行動力もさることながら、いままで気絶し続けていたことに驚嘆しました。本当に素晴らしいです。
私なんて11月下旬に1BTC=100万円前後でそれなりのビットコインを日本円に替え、12月の暴騰時にも1BTC=180~195万円でかなりのビットコインをさばいて今年の利益確定をしてしまった早漏野郎だというのに。
今の結果から見れば「良かったね」で終わりそうですが、実際には8月の大幅上昇、80万円突破、100万円突破、200万円突破と何度もある節目で売りたくなるのが人情であり、これらの期間ずっと気絶し続けるのは並大抵ではありません。
気絶投資法は極めてシンプルな投資法ですが、実践するのはそんなに簡単ではないのです。
8月時点では「車が買えるぐらいに上がればいいな~」なんてメッセージが来ていましたが、昨日は「レクサスが買えるぐらいまで来た~」とのこと。昨日の暴落で削られているとは思いますが、それでも「おめでとうございます!」ですね。
5種類の仮想通貨に分散して保有しているようで、あえて何を買っているかは聞いていないのですが、おそらくコインチェックに上場しているメジャー仮想通貨を中心に購入しているものと思います。
12月上旬まではビットコイン無双により他のアルトコインは置いてけぼり状態でしたが、ご存じの通りその後DASHなど匿名系が暴騰、イーサリアム、ライトコインが暴騰、リップル、NEMも暴騰と軒並み暴騰を演じて利益は一気に大きくなったものと思います。
そうなるとちょっと揺らぐのは当然だと思います。いやまだ売っていないというのは驚異の気絶力です(笑)。
ここで気絶投資法の利益確定について私の見解を書かせてもらおうと思います。
1. 気絶を継続
正直これが一番です。勿論来年どこかで大暴落というリスクはあります。ですが、7月に購入していたのであれば、暴落により投入資金よりも価格が低くなって損失計上になってしまうリスクは極めて小さくなったと思います。
盗難やGOXによる全喪失リスクを避けるべく2段階認証やウォレットに避難するなど対策していれば、勝ち確定といっても良い状態だと思われるので、気絶継続が一番です。
私はイーサリアムが来年100万円を付ける可能性すらあると思っています。
今年の1月ビットコインは約10万円で今年中に30万円ぐらいまでは上昇する!と言われていましたが、結果は200万円を超えたのです。イーサリアムにそれが起きないとどうして言い切れるでしょうか。
今はレクサス級ですが、来年にはポルシェ級(笑)までいっている可能性もあります。
それ以上いけば、海外移住してから利益確定で税金を払わないという究極奥義も考慮されます。
2. 20万円だけ利確
そうはいっても現在すでに望外の利益(含み益)を手にしている現実があります。
含み益はあくまで権利ではありますが、確定していない画餅にすぎません。この含み益を失う可能性があるというのは大変なプレッシャー、ストレスとなってしまいます。
本来楽しい人生を送るために仮想通貨投資をしているのに、ストレスになっていては本末転倒です。
宝くじを当てた人の人格が変わってしまうというのは有名な話ですが、これに近いものがあります。
しかし利益確定をすると税金が発生します。これも頭の痛い所です。
そこで自分へのご褒美の意味を込めて20万分だけ利益確定しすみやかに日本の銀行に戻すという手があります。
もし会社給与しか収入がないのであれば、20万円以下の雑所得なら確定申告をする必要はなく勿論税金を払う必要もありません。
今年中に20万円、来年は好きなタイミングで20万円を利益確定し引き出しておけば、それらは無税で好きに使えます。
理想は毎年20万円ずつ引き出し続ければ、現在レクサス級なら、死ぬまで毎年20万円をチャリンチャリンと落とす事が出来るかもしれませんね。それで毎年旅行する事を恒例にするなんて素敵だなと思います。
3. 23%ゾーン(もしくは33%ゾーン)まで利確
実際に車をかう予定はないようですが、それでもまとまったお金として引き出したいと思っているのであれば、自分の給与と合せて計算し、税率が低いゾーンまで引き出してなるべく税金を抑えながら利益確定をするのが、次のおススメです。
私は頻繁に利益確定をしていますので、税金調整は難しいのですが、IOTAだけは保有し続けているのはこれを意図しています。
課税所得(給与から社会保険料などを控除した実際に課税対象となる所得)と仮想通貨の利益を合わせて900万円までなら税率は23%、1800万円までなら税率は33%となります。
さらにこれに住民税10%が加算されます。
このゾーンの範囲内で収めて確定申告をするという感じです。
ちなみに900万円などの境界線の前後で厳密に計算する必要はありません。控除額も変わってくるので、900万円でも901万円でも納税額はほぼ同じになります。ざっくりこのぐらいという感じの計算で問題ありません。
私は33%ゾーンを超えないようにするためにIOTAを保有し続けています。
4. すべて利確は絶対にお勧めしない
すべて利確して税金を払ってもかなりの儲けになる事は間違いないのですが、現時点でそれはあまりにもったいないので、おススメしません。
来年上がっていくのを指をくわえてみているだけというのは切なすぎます。
税金も高くなりますし。
まとめ
とりあえず今年ももう年末なので、ひとまず20万円だけ利益確定しておき、それ以上の利益確定は来年にした方がよいでしょうね。
来年大きく利益確定したら、税理士に相談して確定申告をしてもらえば良いでしょう。節税を意識するなら来年3月までに個人事業の届け出(いわゆる青色申告)をしておく事もおススメです。青色申告にするには3月までに届け出しなければなりませんので、その点はご注意ください。
参考になればと思います。
いつもご覧いただきありがとうございます。
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またまた勉強になります。
時々しょうもないことをしてしまう早漏野郎の私とは大違いですな。
一点教えてください。
ビットコインから他のアルトコインに変えた場合、それは利確した事になるんじゃなかったっけ?
日本円に変えなくてもその分の税金は含み益に対してかからないのでしょうか。
わんさん、毎度コメントありがとうございます。
そして貴重なご指摘です。ビットコイン⇒アルトコインの購入時にも利益確定に
なります。
7月に日本円⇒ビットコインに両替後にすぐにアルトコインを購入する事で
ビットコインの価格が同じであれば、損益なしとなり、これには税金が
かからないと思います。
ビットコインの価格が変わっていれば、損益が発生しますので、ご指摘の通り
日本円に替えていなくても税金がかかりますね。
ありがとうございました。
また色々教えてください。
お陰で刺激的な楽しい毎日です(笑)。
仮想通貨に批判的な記事を読む度に気持ちが揺れますがそれもまたありですな。
色々楽しみです。
批判的な記事はそれだけ仮想通貨のバブルの寿命が延びると思ってみていれば良いと思います。
先日ご紹介のワイドショーの法則と同じようなものですね。
[…] 詳しくは先日の記事(気絶投資法の利確はどうすれば良いのか)を参考にしてほしいですが、ここまで来ているなら20万円だけ利益確定させるという方法がおススメとなります。 […]