今日はちょっと久しぶりに投資に関する一般的な事を書いてみたいと思います。
仮想通貨に限らず、投資をしたいと思っている人は多いと思います。将来の老後・年金不安、もっと近い未来の雇用不安など、終身雇用で会社に忠誠を尽くせば会社が老後まで面倒をみてくれる時代は、とうの昔に去っていきました。
そのような状況において投資スキルを持っていると、これは一生もののスキルとして活用でき、人よりも豊かな生活を送ることが出来る強力なスキルとなります。
素人ばかりの中でサッカーの試合をするとして、一人だけ中高サッカー部だった人がいれば、大した運動神経がなくても確実に試合で目立つことが出来るように、投資にもスキルという概念があり、投資スキルを持っているとそれを持たずにいる人に比べて、明らかに上手に資産を運用できるようになります。
今回は私が思う投資スキルを上げるために必要な事を書いてみたいと思います。
1. 他者に依存しない
もっとも重要でありながら、投資で他者に依存してしまう人が非常に多いです。
「これから仮想通貨の投資を始めたいのですが、何からしたら良いか教えてください」
このような考えを持っている人は、投資にはまったく向いていません。依存の考え方を変えることが出来ない人は早晩誰かに騙されて大切な資金を失う可能性が極めて高いので、そういう思考の人は投資をしない方が良いでしょう。
すでにビットコインを持っている人でも、「どんなコインが良いですか?」と聞く人も論外です。
こちらが何も言わないのに向こうがお勧めの仮想通貨を言って来たら、その仮想通貨に関して「自分で」調べて投資価値があると判断すれば買えばよいですし、「怪しい」とおもえば購入を見送れば良いです。判断は自分でしましょう。
自分で調べて、知識をきちんと入れたうえで相手と議論できるようなレベルになるよう学習するという気概がないと難しいと思います。
仮想通貨ではないですが、不動産投資で「かぼちゃの馬車」という案件が問題になっています(詳しくはカボチャの馬車 不動産ぐらいでググって下さい)。これが典型的な他者依存の考え方による失敗事例ですね。
不動産業者に融資をしてもらう銀行まで丸投げでお世話になっているなんて、私には信じられない話です。そして家賃保証(サブリース)とか、ホントどこまでも他者依存であり、今回の破たんはある意味当然の結果といえるでしょう。
2. 学習をコツコツ継続できる
これもとても重要な事です。投資というとなぜか楽に利益を上げる方法を探す、いわゆる「聖杯」を求める人が多いですが、聖杯は存在しません。
先ほど書いたように投資はスキルなので、それを向上させる為には反復して練習、実践する必要があります。練習とは投資の世界では検証といってよいと思います。
サッカーでもいきなりきれいなドリブルが出来る訳がなく、カラーコーンを立ててジグザクドリブルをするなどという地味な練習が必要であり、それも日々繰り返してやってようやく試合で使えるものになる訳です。
検証が難しいもの(仮想通貨は過去データがなく検証が難しい)は知識をある程度入れたら、少額で実践してみるとことが非常に大事です。
ボールに触れたこともないのにサッカーを語ることはできません。
たとえ1万円分でもビットコインを保有すると、まるで違う景色が見えるようになります。
「あっ仮想通貨を購入するのってこんなに簡単なんだ」と思うと思います。そして「仮想通貨は実体のないもの」などという仮想通貨を買った事もない人の批判が滑稽に思えてくることでしょう。
それが次の海外取引所へのチャレンジなどに発展することを可能にします。
さらに投資には市況、地合い、トレンドなどが、刻一刻と変化しており、それをリアルマネーを投じて感じることは投資経験を高めるためには必須だと思います。
失敗、損失を出すこともあると思いますが、それを検証し、なぜ失敗したのかを継続して学んでいけば、どんどん投資スキルは高くなり、見えてくる景色はどんどん異なってきます。
3. 発想を逆転できる
これは2の学習をコツコツ継続することが前提となりますが、スキルが高くなってくると普通の人と発想が変わってきます。それをより早く可能にしてくれるのが発想の転換というやつです。
ご存じのとおり、1月の末から株式市場は大きく下落し、暴落であると表現している、メディアも散見されます。
私は株式のシステムトレードをしているので、それを知っている人からは「大丈夫?」と聞かれることがあります(損してるだろ、ざまぁという気持ちがある人もいるかも)。
実際には私は2月の急落相場において、「買い」だけで利益を上げています。空売りはしていないのに、儲けています。
私の知る人でも上級者は「待ってました」と言わんばかりにこの急落相場で利益を上げている人がいます。
「下落すれば買いから入れば損をする」
株式投資のスキルがない人は、このように考えてしまうと思いますが、この考えは負け組の発想です。
私の好きな言葉に「人の行く裏にこそ道あり花の山」という言葉があります。
これが投資の世界ではとても大事な発想だと思います。
ちょっとひねくれ者の方が投資には向いていると思いますね(笑)。
どんな地合い、トレンドでも儲けている人は必ず存在します。多くの人が損をしているなかで、儲けている彼らの「違いをもたらす違い」は何なのか。を常に意識することは投資スキルの向上にきっと役立つ事でしょう。
いかがでしょうか。
日本人は投資が下手だと言われます。という事は、少し投資スキルを上げると利益を得やすい状況だと思います。
株式投資や仮想通貨投資の世界は日本だけでなく世界中の人と戦う必要がありますが、例えば国内の不動産投資であれば、外国人はあまり入ってきていません。そのようなフィールドでしっかり学んで投資をすれば、きちんと利益を上げ、自分の資産を増やしていくことはさほど難しくない状況だと思います。
自分と自分の大切な人のためにも投資スキルを持っておくことは、とても良い事だと思います。
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